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GNU PlotUtils

  • GNU PlotUtils は, あまりにも廃れすぎて, インターネット上で情報が手に入らないので, ここにまとめておきます.
    • chatGPTに聞いたら, しれっと GNUPLOT の使い方を教えられてしまいましたorz
       
  • こいつを直接使うよりは, こっちが楽かもしれませんね.いや普通に,オススメですよ
     
  • MacOSXのバイナリーファイルはここの ploutils-2.6-fd-patch新しげ.pkg です。
  • PlotUtilは,データからPostScript図を作成したり, LinuxやMacOSでは画面に表示できるプログラムです. 特徴は
    • とりあえずの作業ならキータイプ数秒で出力が得られ,手っ取り早い
    • 丁寧に使えば数式もそこそこ美しく出力できる.気に入らないなら, LibeeOfficeで編集できる.Inkscapeもよし.
    • そのまんま投稿しても問題ないレベルを出力できる.どこぞのソフトとは違い,色やマーカーも正確に出る.
    • 色は中間色まで自由に選択できる. 
    • マーカーのバラエティが極めて多い
    • マウス操作が一切できないので,チューンアップした図が何度でも得られる.つまりソフトウェアに組み込める
    • Windowsでは,まあ使えません. Cygwinで使ってましたけど地獄ですわ. あ,最近はワンクリックでUbubuntuが走るのか・・・それなら起動したら直でUbuntuが走って欲しいな.
    •  仮想PCソフトでLinuxを入れなさいよ.
  • 次のようなデータ data.txt があったとします:
0 1
0.2 0.8
0.4 0.5
0.65 0.9
0.8 1.1
1 0.88
  • これを作図してPDFにするには
graph -Tps data.txt | eps2pdf -> data.pdf
  • これを作図してEncapsulatedPostScriptにするには
graph -Tps data.txt > data.eps
  • これを作図してSVGにするには
graph -Tsvg data.txt > data.svg
  • 作図結果をWordなどに使う場合、次のように Jpeg や BMP に変換します:
   convert -density 128x128 data.eps data.jpg
density の数字を上げると奇麗になりますが、ファイルサイズが増えます (指定しないと、かなり汚い図ができます)
  • 以下では, その概要を説明します.
  • バージョン履歴
    • Version 2.4 2000年1月
    • Version 2.5 2006年5月
      • FD-Patch4 2008年4月
        1. 勝手に X=0, Y=0 が描かれるのを削除
        2. --toggle-no-subticks で、短い目盛を省略できるように変更
        3. 線の種類を5から7に変更
        4. --fonot-size 0 では、文字を出力しないように修正
        5. --label-font-name, --label-font-sizeをサポート
        6. --input-format L をサポートし、引き出し線を可能にした
    • Version 2.6 2009年9月
      • FD-Patch5 2014年9月
        1. SVGファイルをサポート
      • FD-Patch6 2015年3月
        • --label-exp {x|y} によって, 数値ラベルを強制的に10^n 形式で出力する
      • FD-Patch7 2015年7月
        • マーカーの枠線が, デフォルトで他の線の太さに一致するように変更
        • マーカーの枠線の太さを --symbol-line-width X で変更可能
      • FD-Patch8 作業中
        1. マーカーや色を'dashed'などの文字列で指定可能