VTKでは,領域それぞれの特性に応じて,物理量を保存できます.
- 格子点データ(PointData)
これは,座標の格子点に割り当てられる値です. - セルデータ(CellData)
これは,複数の座標で構成される体積要素に割り当てられる値です. - Fieldデータ(FieldData)
不明
物理量としては,次のものを定義できます.
- スケーラ
目標に,数種類のスケーラデータを保存することができます.スケーラデータには, "p" とか "temperature"とかの名前を付けることができます. - ベクタ
目標に,数種類のベクタを保存することができます.ベクタには名前を付けることができます.また,ベクタの各成分はcomponentとして識別されます.なお,componentの数は3以外でもOKです. - テンソー
目標に,数種類のテンソーを保存することができます.詳細は今もって不明です.
物理量にアクセスする方法はいろいろあります.
- 目標には識別番号が付いています.例えば,目標が格子である場合,格子点総数はGetNumberOfPoints()関数で得ることができ, 格子点には0から格子点数-1までの番号が付いています.
- (X,Y,Z)座標を与えると,それに最も近い目標を取得することができます.