LyX2.4より以前のバージョンでは,いろいろある「新型日本語TeX」ですが,明確な利点があるのはLuaTeX-jaです.これを使うと,PDFの図の解像度が低下しません.PDFの図を山盛り入れた文書では,出力が高速です.TeXLive2017では意味不明なエラーが出ますね・・・TeXLive2018なら何の問題もありません.
イントール
TeXLive2018+LyX2.3以降でBXJSなら準備は不要.それ以外の場合, クラスファイルをインストールしておきます.
利用
LuaTeXで日本語を使うには
- 古いしがらみと無関係のBXJSCLS (LyX-2.3についてくる)
- pTeX互換的なLuaTeX-ja
の2通りがあります.
LuaTeX-ja文書
次のをインストールしないと使えません.インストールがいやなら,下のBXJSを使いましょうね.
レイアウトファイルをインストールしておき(インストール方法はこちら),次の設定を行います. サンプル文書はこれ.
- 【文書】【設定】
- 【文書クラス】Japanese Article [ltjsarticle]
- 【言語】
- 【文字コード】ユニコード(XeTeX)(utf8)
- 【言語】日本語
- 【言語パッケージ】なし
- 【形式】【出力形式】PDF(LuaTeX)
BXJS文書
次の設定を行います.なんやページサイズの設定が可笑しくて困る・・・ん?これはもしかして LuaTeXじゃなくて upLaTeX 用の設定なのかな?わかんねえや
おや.なんか2021年,ちゃんと動作するみたいだよ.デフォルトで動くんじゃないかこれ
- 【文書】【設定】
- 【文書クラス】Japanese Article [BXJS]
- 【言語】
- 【文字コード】ユニコード(XeTeX)(utf8)
- 【言語】日本語
- 【言語パッケージ】なし
- 【形式】【出力形式】PDF(LuaTeX)
PDFを書き出す場合には,
- 【ファイル】【書き出し】【pdflatex】あるいは【LuaTeX】
を用います.コンパイルするとLuaTeXが稼働している様子がわかる:
File attachments
添付 | サイズ |
---|---|
bxjs.lyx_.gz | 1.17 KB |
lualatex-ja.lyx_.gz | 1.17 KB |