CentOS8 Streamに, FreeIPAサーバーをインストールし,使い物になるのか調査してみる.
結論だけ言うと,これは素晴らしいものであるのだよ.インストールタイプは,大きく分けて2通り:
- DNSするとき
- DNSしないとき
DNSするとき
このパターンでインストールすると,自分のDNSサーバーがほいっとできてしまう.しかし,DNSについて不勉強である.DNSサーバーにも,いろいろいるらしいぞ.
偉いひと:DNSコンテンツサーバ
名前→アドレス,アドレス→名前,の関数データ(DNS界では,「ゾーン情報」と呼ぶ)を持っているひと.
偉い人は厳重に隠されていることも多いらしいので,なかなか,お目にかかれない場合もある,らしい
ふつうのひと: DNSフルリゾルバ・キャッシュサーバ
クライアントからの名前の問い合わせについて,コンテンツを持ってそうなひとに順番に聞いて回る能力を持つひと.自分も多少の知恵を持っている時は「フルリゾルバ」, 自分の頭が空っぽな場合は「キャッシュサーバ」と呼ぶらしい.
サボるひと:DNSフォワーダ
クライアントからの依頼のうち,自分の(わずかばかりの)知恵で答えられるものは,まあシャッと答えるが,他は全部,どこかのDNSリゾルバに投げ,自分では一切何もしないひと.
いるよな,こういうやつ
なるほどなあ.研究室の計算クラスタに必要な能力は,「フォワーダ♪♪♪」なのであるな.サーバーとは名ばかりの,他力本願野郎だ.
ええい面倒だ.ダウンロードしてしまえ
dnf module enable idm:DL1/dns
dnf module install -y idm:DL1/dns
で,インストール方法はこちら.おめえのクラスターはこんな風になるんじゃなイカ?
お前のゲートがただのワイヤーであっても良い.そうすると,物理的な配線は,下の図と同じだな.まあイメージだイメージ
インストールが済んだらユーザーを登録したり,クライアントマシンを登録したりすることになる.
DNSしないとき
あなたが既に自由になるDNSサーバーを運用中である場合にはこちらだそうだ.これはつまり,てめえのクラスターがこんな感じの時だろうな:
「公式なDNS」の管理人が暇しており,「コレ書いて」「あ,やっぱ消して」というわがままに付き合ってくれる,という場合に限定だ.うちは該当しないので,こっちのパターンは取り扱わないことにする.