Pyenvのインストール
MacにはデフォルトでPython3.9がインストールされている.ふと動かない場合は, XCodeをインストールすると,動き始める.なので,実は何もすることがない.
太古(2020年ごろ)は,下の作業をしていたらしい.現在これを行うと,デフォルトで動いていたはずのPythonがぶっ壊れて動かなくなる可能性が高い.なので, 決してやってはならぬ.
MacにはデフォルトでSystemというPython2系のバージョンが入っているが,Pyenvを使って2系と3系をインストールし,用途に合わせて2系と3系を切り替えることができる.
PyenvとはPythonのインストールがめちゃめちゃ楽なツール.
Homebrewを使ってPyenvをインストールする.
$ brew install pyenv
.bash_profileの編集(Pyenv にパスを通す)
自分のホームディレクトリにある.bash_profileを編集する.viで以下を直書きする.
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv" export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH" eval "$(pyenv init -)"
.bash_profileにpyenvの設定を書き込んだ後以下のコマンドを入力してリフレッシュする.
$ source .bash_profile
Pythonのインストール
pyenvでインストールできるバーションは以下のコマンドで確認することができる.
$ pyenv install -l
インストール
例えば,python 3.6.0のインストール$ pyenv install 3.6.0
python 2.7.8のインストール$ pyenv install 2.7.8
これでpythonのインストールは完了.
pythonのバージョン確認
バージョンの確認方法とバージョンの切り替えについて書く.
以下のコマンドでpyenvで管理しているバージョンの一覧を表示することができる.
$ pyenv versions * system (set by /Users/xxxxxxx/.pyenv/version) 2.7.8 3.6.0
macにデフォルトで入っているsystem、そして先程インストールした2.7.8と3.6.0が確認できるはず.*がついてるのが現在の使われているバージョン.今は2.7.8と3.6.0をインストールしただけの状態なのでデフォルトのsystemが起用されている.
pythonのバージョン切り替え
使用するバージョンを切り替えるには以下のglobalコマンドを使う.
python 3.6.0に切り替える場合$ pyenv global 3.6.0
確認..
$ pyenv versions system 2.7.8 * 3.6.0 (set by /Users/xxxxxxx/.pyenv/version)
変わっている.またディレクトリごとにバージョンを切り替えたい場合はglobalではなくlocalを使う.
Anacondaのインストール
通常Pythonを使う場合はPython本体をインストールした後にライブラリ(パッケージ)を個別でインストールし,環境を整えていく.しかし,今回紹介するPythonのディストリビューション「Anaconda」を利用すれば豊富なライブラリをPythonと一緒に楽々インストールができる.AnacondaはPython本体と,Pythonでよく利用されるライブラリをセットにしたPythonパッケージである.AnacondaをインストールするだけでPython本体とライブラリがインストールされるため,環境構築がかなり楽になる.Anacondaは,データサイエンス向けに作成された Pythonパッケージで、科学技術計算などを中心とした数多くのモジュールやツールが独自の形式で同梱されている.
こちらもPyenvでインストール可能である.
$ pyenv install anaconda3-4.0.0
など,バージョンは様々.